【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う






翌朝。


昨夜、ふらついていた椿を心配して

黒瀬は電話をかける。



「もしもし。」


『…氷さん…?』


「うん。体調は大丈夫か。」


『んー…。二日酔いで頭が痛いですね。』



心做しか画面の向こう側から

芯の通っていない声が返ってくる。