【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う




日付が変わったことに気づいたのは、

グラスの氷が溶けきってからだった。
 


椿はスマートフォンを一瞥し、

小さく息を吐く。



「……そろそろ、帰ります。」
 


そう告げて席を立とうとした、その瞬間。