【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う


 


その中で、
 
椿は、静かに目を閉じた。
 


次に彼を呼ぶのは、
 
城崎としてか。
 


それとも――九条としてか。
 


それを決めるのは、
 
まだ、少し先の話。
 


夜は、続く。
 


仮面を被ったまま、
 
それぞれの立場へと戻りながら。