【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う





「……戻ったら」
 


小さな声。



「城崎じゃ、いられなくなる。」


「ええ。」


「今みたいに、

 椿の膝に頭を乗せるのも?」


「公では、無理ですね。」


「私的には?」


「考えておきます。」
 


九条は、苦笑した。