【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う





「冗談っぽく聞いてください。」


「それ、余計怖い。」



椿は、わずかに口元を緩める。



「私、城崎さんより――」



一拍。



「九条の方が、好きですよ。」
 


九条の目が、見開かれる。