【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う


 


しばらくして、九条は小さく息を吐いた。



「……ここでは」

 

目を開け、椿を見る。



「城崎って呼べ。」
 


それは、拒否ではなかった。
 


今はまだ、線を引きたいという意思。
 


椿は、ゆっくり頷く。



「分かった。」