【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う





「最初から、椿だって教えてくれよ。」
 


甘えるような声。



「理由は?」



「それは……」
 


九条は、目を閉じる。



「言っても意味ない。」
 


はぐらかし。
 


椿は、その頭を見下ろす。