【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う






その頃。
 


別の席で仕事を終えた西園寺弥生は、
 
無意識のうちに椿の方を探していた。
 


そして、城崎と並ぶ姿を見て、
 
胸の奥が、わずかにざわつく。



(……まあ、いい。)
 


そう思おうとするが、視線は逸らせない。