その頃。 別の席で仕事を終えた西園寺弥生は、 無意識のうちに椿の方を探していた。 そして、城崎と並ぶ姿を見て、 胸の奥が、わずかにざわつく。 (……まあ、いい。) そう思おうとするが、視線は逸らせない。