「翔、あの席フォロー入って。」 逃げ場を作ってあげている。 名前を呼ばれた若いホストは、 はっとしたように顔を上げ、すぐに頷いた。 「ありがとうございます。」 その声に、 弥生は軽く手を上げただけで返す。 威圧感はないのに、逆らえない信頼がある。