【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う





しばらく沈黙が流れた後、

城崎が口を開く。



「……また、指名してもらえますか。」
 


城崎は、少しだけ真剣な声で聞いた。
 


椿は、即答しなかった。



「条件次第、ですね。」


「条件?」


「高いお酒を頼むのは」
 


一拍。



「西園寺さんのときだけか、

って聞こうとしました?」
 


城崎は、一瞬、言葉を失った。



「……参りました。」
 


図星だった。