【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う





椅子の座り方も、

声のトーンも、完璧に“適切”。



「初めてのお店ですか?」


「二度目ですね。」


「そうでしたか。」
 


それ以上、踏み込まない。



(……相変わらず賢い。)
 


焦らず、探らず、相手に委ねる。
 


No.2にいる理由が、よく分かる。