【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う





「一条の人間は、

距離の取り方が上手すぎる。」


「そうですか?」


「うん。」



黒瀬は、一歩引いた。



「では、今夜の埋め合わせはまたいつか。」


「約束はできないが。」


「期待しております。」
 


椿は、一礼する。