【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う


 


視線を上げる。



「オーナーさんにとっても、

悪い話ではないはずです。」


「ほう?」


「西園寺さん、彼のような人材がいる限り、

この店は安泰でしょうね。

でも、彼がいなくなったらどうでしょう?」
 


オーナーの目が、鋭くなる。



「脅しか?」


「現実です。」
 


淡々とした声。