【第一夜】今夜、仮面の下で君を想う





「その薔薇の模様を知らない人はいない。

“名乗らなくても通じる人間にだけ通じる”。」
 


そして、視線を上げ、真剣な顔になる。



「西園寺には?」


「まだです。」


「……賢い選択だ。」
 


オーナーは、はっきりと言った。