次は、誰にしようかな?

二人の警官の名前は室谷刑事と、田中刑事らしい。
「昨日の夕方4時くらいは、どこいましたか?」
もしかして…本当に僕が犯人何だろうか。昨日の四時くらい…確かに少し前までは綺羅と一緒に、いた。
でも、咲の絵を見るために、僕たちは二対一になった。
咲と一緒に美術室に行ったあと、変な美術準備室に入ってしまった。
その経緯を警官に全て話した。
「なるほど。あなたは、転校生なのですね。興味本位で聞くのですが、この学校は犠牲者が129名も出ています。最近、また一人行方不明者が出たんですよ。そして、白石さんを1と含めるのなら、130人ですね。何故、この学校に?」
僕が転校した理由…それは、家族の都合《・・・・・》だ。
「家族の都合です。」
「他に、あなたの兄弟がこの学校に通っていた、ということはありませんか?」
僕は初めて二人の警官を見た。
二人の目は、警官の目をしていた。何が何でも見つける。
その熱意に負け、僕は妹が犠牲になった事を話した。
「妹さんまでも…。」
「僕は、この学校の犠牲者を助けたい一心で転校してきました。両親の都合なんて何も考えてないです。転校だって、頑張って自分で手続きをしました。」
「両親は、今どこに?」
僕は、チラッと天井を見た。あそこのどこかに、いるんだろうな。ここは部屋だから天井だ。でも、屋外だと、引き込まれていくくらい巨大な大空がある。
僕は、首を横に振る。
「……犠牲者は、生きているんですか?」
僕は、最後の希望で質問をする。
二人の警官は、顔を見合わせ少し黙った。
「……それは、我々にも分からない。だが、きっと生きているはずだ。」
そうだよな……分かっていたら、もうすでに犯人何て捕まえているはずだ。
綺羅……お前は、なんで急に……。
「あ、これで最後の質問にするが、その美術室、美術準備室で何か変わったことはあったかな?人の絵が飾ってあったって言っていたけど、そのほかには?」
僕は、昨日の記憶を呼び起こすと、頭の片隅から磁石のようにひきつけられた絵が、現れた。
「昨日……綺羅が白い場所に倒れこんでいる絵を見ました。」
どうしてもおかしいと思ったんだ。
だって……あれはどう考えても病院ではなかった。床だった。
無残な綺羅の死体が、描かれていたのだ。

あの絵は、綺羅の未来を予言していたんだ(・・・・・・・・・・・・・・)