フクシュウ


あまりの痛さにまだ手が震えている。

「愛実ちゃんっ。大丈夫!!!」

明美ちゃん........優しい。

「ありがとう。大丈夫だよ。」

私はなんとか立ち上がる。

なんで?

『 . 愛実ちゃん、ドア触っちゃったね!残念!ゲームが始まってドアに触ったらこれの5倍のや電気ショックがきっかり30秒続くからみんな、覚悟してね〜!』

え………?

どういうこと?  

なんで私の名前を知ってるの?

本当に脱出デスゲーム鬼ごっこをするの?

今の痛みから考えてこれを計画している人はただ者じゃない。
いったい…………?

『ルールはとーーっても簡単!鬼に捕まらないように学校を脱出するだけだよー。』

「そんなの、痛みをこらえてドアを開ければいいよな?」

そうだよね…………

『いいや〜?そんな簡単にはいかないよぉ!』

え…?

「あけてみるな。」

えっ?ダ、ダメッ!

止める間もなく伊集院さんがドアに手を伸ばし…………

「いたあっ………えっ……?…………あかない?」

え………?

あかない?

まさか…!

『.アハハハハッ。はぁーぁ。オモシローイ!実はね、たった今、敷地外にでるためのすべてのドアをロックしたよー!!ゲームが始まったらドアにさわったら電気ショック三十秒だから覚悟してね?』
これは!

一瞬で鍵をロックできるなんてあり得ない。

ドアはさっきまで空いていた。

しかもマスター2に手を出すなんてどうかしている。

みんなは真っ青になっている。

「うう……………ハァッハァッ。」

「連、大丈夫かっ?」

「大丈夫………!」

伊集院さんの顔は真っ青を通り越して真っ白になっていた。

「アハ、アハハハハッ、、オモシローイ!バカじゃないの?フフフ……アハハハハ!』

飛鳥さんが伊集院さんの肩をぐっと抱く。