「うわー、体育館おっきー!」私より一足早く体育館に着いたこまりが余程感動したのか、私の手を思い切り引っ張る。

私は少しよろけながら、人混みをかき分けながら体を体育館にねじ込む。

確かにそこには、広々とした体育館と壁一面に明らかに手作りであろう花飾りがたくさん並んでいた。

「素敵だね」私の呟きに、こまりはまたあの無邪気な笑顔で笑って魅せる。

しばらくの間、私たち二人は目の前の絶景に見惚れていた。