「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」

「環奈さん、僕と結婚してくれない?」

「……何故ですか?」

「君は僕にとって、特別な人だと気づいたんだ」

 私、あなたの料理を食べて。

 肉を譲ってもらっただけですよ?

「こんなこと初めてなんだ」
と新浜は環奈を見つめた。

「僕は君となら――

 口がきける」

 この人との結婚、ハードル低いな……。

 すごい美形なのに、と思いながら、環奈は、はあ、と言った。