「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」





「そもそも、ミンチ、二割引を譲っただけじゃない。
 くれても困るよ」

 そんなことを新浜は環奈に言う。

 結局、四人で一緒に呑んでいた。

「まあ、そうなんですけど。
 ありがたかったので」
と言うと、新浜は笑った。

 おー、笑うのか、この人、と環奈は妙な感心をする。

 絶対笑わなさそうな憂いを帯びた美しい少年が微笑むのは、心臓をやられそうな光景だ。

 ……いや、少年って。
 どうも、自分よりも年上らしいのだが。

 西山と新浜は大学の同級生らしい。

「出席番号が近かったんだ」
と西山は言う。

 まあ、西山と新浜ですもんね、と環奈が思ったとき、西山が新浜に言った。

「この二人だと結構しゃべれるんだな」

「だって、いつも見てるからね」
と新浜は言う。

 環奈と滝本は小首をかしげた。
「この二人だと結構しゃべれるんだな」

「だって、いつも見てるからね」
と新浜は言う。

 環奈と滝本は小首をかしげた。