「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」


 


「一味足りないか。
 なんだろうな」

 環奈が隠れ家カフェでハンバーグを食べながら、家で作ったハンバーグの話をすると、西山はそう言い、首をかしげた。

「そういえば、うちも昨日、ハンバーグだったな」
と言う西山に、

「えっ?
 家でもこの味がっ?

 結婚してくださいっ」
と環奈は思わず言ってしまう。

 こらっ、と滝本が端の席から口を挟んできた。

「ああいいぞ」
と西山が頷く。

 ……いいんだ、という顔を他の常連たちがしていた。

「ほんと美味しいですっ」
とまったく本気にせずに環奈はハンバーグを満喫した。