「そんな気を使ってくださらなくても~。
あ、でも、おかげで目が楽になりました」
いただきます~と環奈はご機嫌だ。
だが、滝本は恐ろしいことに気がついていた。
さっきのメガネが似合わない環奈を可愛いと思ってしまった自分に。
客観的に見て、なにも可愛くないのに。
何故だか、可愛く見えたのだ。
しかも、身内以外の男で、環奈のこの顔を見たことがあるのは、もしかして、自分くらいかな、と思ったら、より可愛く思えた。
そして、この顔を自分に見せたくなかったということは、少しは自分を男として見てくれているのかなと思ったら、ちょっと失敗した親子丼も美味しく感じた。
ああでも、あの一度しか会っていない許嫁は見たことあったのだろうか。
でも、まあ、あいつとは自分も花守も二度と会うことないだろうから――。
実はすぐその辺まで、その許嫁が迫ってきていることにも気づかず、滝本は呑気にそんなことを考えていた。
あ、でも、おかげで目が楽になりました」
いただきます~と環奈はご機嫌だ。
だが、滝本は恐ろしいことに気がついていた。
さっきのメガネが似合わない環奈を可愛いと思ってしまった自分に。
客観的に見て、なにも可愛くないのに。
何故だか、可愛く見えたのだ。
しかも、身内以外の男で、環奈のこの顔を見たことがあるのは、もしかして、自分くらいかな、と思ったら、より可愛く思えた。
そして、この顔を自分に見せたくなかったということは、少しは自分を男として見てくれているのかなと思ったら、ちょっと失敗した親子丼も美味しく感じた。
ああでも、あの一度しか会っていない許嫁は見たことあったのだろうか。
でも、まあ、あいつとは自分も花守も二度と会うことないだろうから――。
実はすぐその辺まで、その許嫁が迫ってきていることにも気づかず、滝本は呑気にそんなことを考えていた。



