「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」

「……客の写真なんて、勝手に撮るわけないだろう」

「いえ、猫の。
 この辺りにいるんでしょうけど、あの猫。

 あれからあんまり会わないんですよねえ」

 後ろの窓を振り返りながら、そう言って、

「お前の興味関心は、イケメンより猫か」
と西山に言われる。

「イケメンよりは猫ですね。
 猫と料理だと……

 微妙に猫?」
と呟いて、

「……猫なんだ?」
と珍しく次の皿を持って出て来た新浜に言われてしまった。