「暁月さんに絶対服従 ~隠れ家カフェの常連日記~」

「へえ、そうなんですか」

「お前と一緒で猫につられて来たと言っていた」
と環奈に言う。

「猫、偉いですね」

「お前と気が合うんじゃないか?」

「猫とですか?」

「……いや、そのイケメンとだよ」

「合ったらどうしろと言うんですか……?」

 私に紹介してくれるとか? と言ったが、西山は小首をかしげ、

「そういうわけじゃないんだが。
 なんかあのイケメン見たとき、お前を思い浮かべたんだよな。

 雰囲気が似てるというか」
と言う。

 へえー、と言ったあとで、環奈は、
「あ、そうだ。
 写真とかないですか?」
と訊いてみた。