ただいま植物男子をお世話中

……あれ?そういえば…………。



「他の3人はどこにいるんでしょうか?」



あたりを見渡しても、翠くんと紫陽花くん以外は誰も居ない。


家の中が広いから、迷子になってないといいんだけど……。


私の言葉を聞いて、翠くんが教えてくれた。



「確か……白雪と琥珀が探索するって言って2階に行って、紅真が温室の方に向かって行ってたような……」


「でもアイツら、飯の時間になると絶対に集まってくると思うぜ」


「それは……まあ、確かに」



だからそんなに気にしなくてもいいぞと紫陽花くん。


……ご飯の時間。



「そういえば……植物男子ってどうやって栄養を摂るんですか?」



疑問に思ったことを聞いてみた。


栄養を摂る……というと、美味しい野菜やお肉などを食べるのを思い浮かべる。


だけど植物は、光と水を使い、光合成を行って栄養を摂っているから、私たち動物の栄養の取り方とは全然違う。


皆は一体どっちなんだろう?


ドキドキしながら、2人の返答を待つ。


すると、衝撃的な回答が返ってきた。



「実は―――

―――両方、なんだよね」



「りょ、両方なの……!?」



驚いている私を横目に、紫陽花くんが話を進める。



「そーそー、百花と同じように食べて栄養摂るっていうのは、植物でいうと肥料みたいな役割っていうか」


「それは大事ですね……」



肥料は植物を健康に、大きく育てることを助ける役割を持つもので、私も植物を育てる際には必ずと言っていいほど使っている。


なら、早めにご飯の準備をしておいた方がいいよね。


そういえば、畑に植えていたジャガイモが、もうそろそろ収穫できそうだったっけ。


確か畑の近くにある温室には、薔薇山くんもいるはずだし丁度良いよね。


そうと決まれば、早速行こうっと。


翠くんと紫陽花くんにその事を伝えて、私は温室へと足を運んでいった。