「ねぇ、あたし今日配信するから絶対見てよ」
―――類家結。
動画投稿サイトNoizで活動する人気Noizr・LU_NAでもあり、私のクラスメイト。
「まぁあたし人気だから、いいけど」
「あっそう……」
反応すら面倒くさくて、一人トボトボ通る帰路。
家でNoizを開くと、ある噂を目にした。
―――『自分の動画の『七いいね』の瞬間を見ると呪われる』。
「これだぁっ」
私は、思わず立ち上がった。
これこそ、結に一泡吹かせるチャンス。
結にこの噂を偽って流して、配信させれば―――。
明日が楽しみなんて思うの、いつぶりだろう。


