「…っ」
次は私なのだろう。
私も正気でいられる時間が日を追うごとに短くなってきている。
いつも血に飢え、ローゼルのことばかり考えている。
タブレットも当然、体は受け付けないし、前までは効いていた点滴も最近は効きが悪い。
そのせいなのか、私の瞳はここ数日、血のように濃い赤のまま戻らないらしい。
いつ、正気を失うかわからない。
いつ、禁断症状に陥るのかわからない。
しかし、私の最期はもうすぐそこまで迫っているのは確かで。
言いようのない恐怖が、今日も私の中を静かに渦巻いていた。
*****
そしてついに頼みの綱であった点滴さえも効かなくなってしまった。
喉が渇いて、渇いて、仕方がない。
叶うことならここから飛び出して、ローゼルの首へと噛みつきたい。
耐え難い渇きに、ベッドの上でうずくまり、自分の体を必死に抱き寄せる。
「ゔぅ…。ゔ…ゔぅ」
どうすれば、この苦しみから解放されるのだろうか。
押し寄せる苦痛に、私はただただうめき声をあげ、表情を歪めた。



