体が弱い兄しかみんな見ない

騒がしさはピークに達し、やがて玄関のドアが開閉する音と共に少しずつ静かになっていく。



どうやら、二人はもう出発したらしい。




家の中にはまだ、出発の慌ただしさが残ったまま、シンと静まり返っていた。




そんな中、まだ目覚めていない光の部屋のドアが少しだけ開き、隙間から不安げな瞳がこちらを窺っているのに、気づく。