「本日はありがとうございました。……先ほどは本当に助かりました」
先方のSEが、退出間際に話しかけてきた。
「会議が無事に終わってよかったです」
そう告げると先方SEは会議室を出た。
役員たちが出て行き、会議室が静かになる。
帰り支度を始めると、
「前職は何をしていた」
勇輝さんの目が私に向けられていた。
「SEです」
勇輝さんは目を伏せた。
「助かった」
そう告げると、彼は他の秘書二人と会議室の出口に向かった。
「どこに部屋をとってある」
「近隣のビジネスホテルです」
「同じホテルにとらなかったのか」
「私は秘書ですが一般社員ですので、そこに経費を割くのはよくないと判断しました」
「……そうか。先方との会食は18時だ。こちらのホテルロビーに30分前に来るように」
「はい」
そして勇輝さんたちは去って、私は一人取り残された。
脱力して座り込みそうになった。
先方のSEが、退出間際に話しかけてきた。
「会議が無事に終わってよかったです」
そう告げると先方SEは会議室を出た。
役員たちが出て行き、会議室が静かになる。
帰り支度を始めると、
「前職は何をしていた」
勇輝さんの目が私に向けられていた。
「SEです」
勇輝さんは目を伏せた。
「助かった」
そう告げると、彼は他の秘書二人と会議室の出口に向かった。
「どこに部屋をとってある」
「近隣のビジネスホテルです」
「同じホテルにとらなかったのか」
「私は秘書ですが一般社員ですので、そこに経費を割くのはよくないと判断しました」
「……そうか。先方との会食は18時だ。こちらのホテルロビーに30分前に来るように」
「はい」
そして勇輝さんたちは去って、私は一人取り残された。
脱力して座り込みそうになった。



