「めんどくさいって何が」
「紅羽がしたこと、六花の親に正直に話すわけにいかないからなぁ。六花にとっては理不尽だろうけどあいつの不注意だってことにしたよ。紅羽みたいな生徒が居るんだって知ったら六花は異動、最悪退職させられるだろうし。学校との口裏合わせも生徒のケアも義実家への裏工作も全部めんどくさい」
「なんで家族がそこまで。子どもじゃないんだから」
「金持ちなんだよ。あいつんち」
めーくんがぐるっとリビングを見渡した。
二人暮らしにしては広すぎるリビング。
二階も併せたら何部屋あるのだろう。
「結婚祝い」
「え?」
「この家。あいつの父親からの結婚祝い」
「へぇ」
「大手商社、社長の一人娘。あいつを守る為ならなんだってするだろうなぁ。俺と六花じゃあ家柄は釣り合わないけど愛娘の″わがまま″、聞いてやらないわけにはいかないだろ。六花が信じているものを父親も馬鹿みたいに信じてる。だから俺は六花のご両親に気に入られているし、俺もこの暮らしを手放すのは惜しい。お前らのおもりなんかよりもずっとな」
「紅羽がしたこと、六花の親に正直に話すわけにいかないからなぁ。六花にとっては理不尽だろうけどあいつの不注意だってことにしたよ。紅羽みたいな生徒が居るんだって知ったら六花は異動、最悪退職させられるだろうし。学校との口裏合わせも生徒のケアも義実家への裏工作も全部めんどくさい」
「なんで家族がそこまで。子どもじゃないんだから」
「金持ちなんだよ。あいつんち」
めーくんがぐるっとリビングを見渡した。
二人暮らしにしては広すぎるリビング。
二階も併せたら何部屋あるのだろう。
「結婚祝い」
「え?」
「この家。あいつの父親からの結婚祝い」
「へぇ」
「大手商社、社長の一人娘。あいつを守る為ならなんだってするだろうなぁ。俺と六花じゃあ家柄は釣り合わないけど愛娘の″わがまま″、聞いてやらないわけにはいかないだろ。六花が信じているものを父親も馬鹿みたいに信じてる。だから俺は六花のご両親に気に入られているし、俺もこの暮らしを手放すのは惜しい。お前らのおもりなんかよりもずっとな」



