檻の羊

吐き捨てるように言って、私は昇降口から立ち去った。

私は大切な秋夜くんを傷つけるほうに感情を向けた風子ちゃんとは違う。

私がすることは正当防衛と言ってもいい。

全てはめーくんを守る為に。
害虫駆除みたいなものだ。

正義のヒーローが簡単に悪者退治をやってのけているわけではない。

汚れ仕事や誤解は付き物だろう。
それでも私はめげたりしない。

めーくんとの幸せな未来の為に。
めーくんへの愛の証明の為に。