視界にはぼんやりと白い天井が映っている。
窓が開けられているのか、生ぬるい風が頬を撫でる。
雨は降っていないけれど、梅雨の湿気を含んだ空気も風も不快に感じる。
教室とは違う、薬品特有のにおいで、自分が保健室のベッドに寝かされているのだと分かった。
「ほんとに体調不良だったのかよ」
声がしたほうへゆっくりと顔を向ける。
ベッドサイドでめーくんが背もたれの無い、丸いスチールチェアに座って私を見ている。
「めーくんなんで」
「急に倒れるから焦ったよ。橋本と一緒に運んだんだ」
風子ちゃん、大丈夫だったかな。
重たくなかったかな。
ああ。惜しいことをしたな。
せっかくめーくんと密着していたのに、私にはその記憶が無い。
窓が開けられているのか、生ぬるい風が頬を撫でる。
雨は降っていないけれど、梅雨の湿気を含んだ空気も風も不快に感じる。
教室とは違う、薬品特有のにおいで、自分が保健室のベッドに寝かされているのだと分かった。
「ほんとに体調不良だったのかよ」
声がしたほうへゆっくりと顔を向ける。
ベッドサイドでめーくんが背もたれの無い、丸いスチールチェアに座って私を見ている。
「めーくんなんで」
「急に倒れるから焦ったよ。橋本と一緒に運んだんだ」
風子ちゃん、大丈夫だったかな。
重たくなかったかな。
ああ。惜しいことをしたな。
せっかくめーくんと密着していたのに、私にはその記憶が無い。



