檻の羊

急いで用意を済ませて家を出た。

スマホのディスプレイに表示されている時間は七時四十五分。
休みの日なのに登校日とあまり変わらない時間に外出している自分に驚きだ。

急いではいるけれど、簡単にナチュラルメイクもした。

風子ちゃんのおうちは私の家から徒歩で十五分くらい離れていて、その間には学校がある。
校門の前は必ず通るからもしかしたらめーくんと鉢合わせるかもしれない。
めーくんは部活の顧問を持っていないからその可能性は低いけれど。

そんなことを思ってちょっとドキドキしながら校門前まで辿り着いたけれど、案の定めーくんどころか部活動生だって、さすがにまだ少ししか居なかった。