モップを外して、コンコンとドアを叩く。
中から同じリズムでコンコンと返される。
「風子ちゃん?」
ほんの三秒くらいの後にカチャリと鍵が外される音がして、ゆっくりとドアが開いた。
「クレハちゃん」
言葉よりも先に体が動いて、風子ちゃんをギュッと抱き締めていた。
「ごめんね。すぐ戻るって言ったのに私のせいで怖い思いさせちゃったね」
「大丈夫だよ。クレハちゃんは絶対に助けに来てくれると思ってた」
体を離したら、風子ちゃんは怖かったはずなのに微笑んでいた。
「なんでついて行ったの」
「自分達は本気でしゅうくんのこと応援してるからって言われて…ちゃんと話したいって。人が少ないほうがいいからって、この階に来たの」
「そんなの嘘に決まってるじゃん」
「そうだよね」
「騒いだらもっと早く助けに来てもらえたかもしれないのになんでジッとしてたの」
「全然人が来ないからここになったんだよ。人なんてやっぱり居なかったしそれに、」
「それに?」
「おおごとになったらしゅうくんに迷惑かけちゃうから」
中から同じリズムでコンコンと返される。
「風子ちゃん?」
ほんの三秒くらいの後にカチャリと鍵が外される音がして、ゆっくりとドアが開いた。
「クレハちゃん」
言葉よりも先に体が動いて、風子ちゃんをギュッと抱き締めていた。
「ごめんね。すぐ戻るって言ったのに私のせいで怖い思いさせちゃったね」
「大丈夫だよ。クレハちゃんは絶対に助けに来てくれると思ってた」
体を離したら、風子ちゃんは怖かったはずなのに微笑んでいた。
「なんでついて行ったの」
「自分達は本気でしゅうくんのこと応援してるからって言われて…ちゃんと話したいって。人が少ないほうがいいからって、この階に来たの」
「そんなの嘘に決まってるじゃん」
「そうだよね」
「騒いだらもっと早く助けに来てもらえたかもしれないのになんでジッとしてたの」
「全然人が来ないからここになったんだよ。人なんてやっぱり居なかったしそれに、」
「それに?」
「おおごとになったらしゅうくんに迷惑かけちゃうから」



