三十分くらいのつもりだったのに意外と時間がかかってしまった。
技術室を出て、教室までゆっくりと歩く。
すれ違う生徒達が血相を変えて私を見ている。
廊下の真ん中でかたまりになって道を塞いでいる迷惑な女子達も、虫が散るみたいにサッと散り散りになった。
もうすぐ昼休みが終わろうとしているのに教室は騒がしいままだった。
なのに私が入った瞬間に、教室全体の時間が止まってしまったみたいに静まり返る。
「クレハ…」
秋夜くんの声がおじいちゃんになっちゃったみたいにしゃがれている。
目を見開いたまま私の全身を何度も行き来する風子ちゃんの視線。
絞り出した声が震えすぎていて、
ギャグみたいでなんだか可笑しかった。
技術室を出て、教室までゆっくりと歩く。
すれ違う生徒達が血相を変えて私を見ている。
廊下の真ん中でかたまりになって道を塞いでいる迷惑な女子達も、虫が散るみたいにサッと散り散りになった。
もうすぐ昼休みが終わろうとしているのに教室は騒がしいままだった。
なのに私が入った瞬間に、教室全体の時間が止まってしまったみたいに静まり返る。
「クレハ…」
秋夜くんの声がおじいちゃんになっちゃったみたいにしゃがれている。
目を見開いたまま私の全身を何度も行き来する風子ちゃんの視線。
絞り出した声が震えすぎていて、
ギャグみたいでなんだか可笑しかった。



