一颯くんの髪をなおして、一緒に洗濯物をたたみはじめてすぐ、私はさっきの男の子のことを思い出した。
「ねぇ一颯くん」
「なんじゃ?」
「さっき家の前に──」
「ただいま!!花耶のタオルケットは!?」
話しかけたところで勢いよく壱心くんが入ってきて私たちのところへスライディングでくると、その後ろからぞろぞろと美嵐くんたちも入ってきた。
「おかえり、花耶ちゃんのもみんなのも無事じゃよ」
「おお!ありがとう一颯!雨やんだみたいだけど、良かったぁ」
「俺ら……途中で壱心と会ったんだけどよ、ずっと花耶の花耶の!ってうるせぇのなんの」
「うるせーのはいつものことだけどな」
安堵する壱心くんを横目に、湊くんは散らばる残りの洗濯物をたたんでくれる。
氷雨くんはまっすぐキッチン行っちゃったけど。



