ヒミツを知るのは私だけ!?


急いで家に入り走ったリビングには、やけに山盛りの洗濯物が。

……こんなに沢山干してあったっけ?

不思議に思いながらも、誰かが取り込んでくれたことに感謝しつつ近寄れば、山がかすかに動いたような。
……気の、せい?

「っぷは!」
「わっ!?」

動く山に手を伸ばしかけたところで、ボサボサな頭の一颯くんが顔を出した。

「ん……花耶ちゃんか?おかえり」
「ただいま……全部いれてくれたんだね、ありがとう」
「ああ……一番乗りで着いた途端、雨が降ってきてたから洗濯取り込んだんじゃが、いっきに担いだから下敷きになってしまってのう」

だから埋もれてたんだ……。

「息切れしているが走ってきてくれてたのかのう」
「うん。途中で気付いたから。私もたたのむの手伝うね」
「それはありがたい」