──けれどその後、それはそれはスイーツを美味しそうに食べはじめ、私のも『少しくれ』って半分くらい食べるくらいには楽しんでいた。
ビター系ではなく、ひたすらに可愛く甘そうなものばかりを食べて。
帰りにもらったクーポン券に湊くんの口がゆるんだのを私はみてしまった。
「クーポン、良かったね。次は少し安く食べれるから」
「次……って、お前また俺に付き合ってくれるわけ?」
「え?いいの?また私でも」
一人では入りにくくても、一颯くんや美嵐くんあたりならノリノリで来てくれそうな気はするけど。
「別に……お前くらいしかああいう店誘うやついねぇし。あいつらはうるせぇし?つーか、アクセ一つで良かったのかよ」
「うん、選んでもらったのですごい満足してるから」
「……あっそ。それなら良かったわ」



