ヒミツを知るのは私だけ!?


「……ど、どうしよう」

さっき自分でも探せって言われたけど、私のセンスは湊くんを超えられないし、どれも可愛いから全部!と言いたいところ。
だけど欲張りもいけないよね……。

──よし、これに決めた!



残りはまたあったら、にする。
名残惜しいけど一つを手に湊くんを探すため、隣の棚をのぞいた。

「あ、いた……湊くん、私決めたよ」
「……ふうん、最初のやつにしたんだな。いいと思う」
「ありがとう。選んでくれて」
「ん」

短い返事。でも、こころなしか優しく聞こえた。

湊くん、アクセサリーには服よりこだわりがありそうだし、私も見てみようかな。

……どれどれ。

思いの外メンズものもたくさんあるんだ。
せっかく一緒に来たんだから何か私も湊くんに選んでもらったお礼がしたい。
今ならアクセサリー返し……?といっても好みが分からないから……あ、でもこれとか湊くんに似合いそ……って高っ!