「あーあちぃのに邪魔しやがって……ほら行くぞ」
「う、うん」
手を引かれるがままに湊くんに連れられ、まっすぐにアクセサリーショップへと入った。
だけど──こ、こわい。
待ち合わせに引き続き、歩いてる時も湊くんに反応する女の子がちらほらで。
同じ店内にいる女の子からの視線が気になって、選ぶに選べない……。
「これとかいんじゃね。……つか花耶、お前もちゃんと探してる?」
「さっ探します!」
その上、湊くんは周りのキラキラとした眼差しや女の子たちを全く見えてないみたいに接してくる。
絶対、"かっこいい"とか"どこの学校なんだろう"って話し声聞こえてるはずなのに。
目もくれず私に合うものを選んでくれている湊くんの姿があるから、私へと向く視線が……非常に痛い。



