ついでに美嵐くんと一颯くんにも。なぜかまた一颯くんだけ当たるっていう……。
「氷雨先輩ひどい!おじいちゃん先輩のおでこ大ダメージ!」
「うるせー。お前らだけでやってこい。花耶に構ってもらいたいならさっさとやりゃーいいだけだろうが。文句言う前に早くやれ……飯抜きにすんぞ」
キッチンから氷雨くんの怖いオーラがただよい、一瞬何かを言い返そうとするも壱心くんたちはおとなしくリビングを出ていく。
「先輩、後でぜーったい!遊ぼうね」
「膝枕予約じゃよ」
「おれとも──」
「早く行け」
氷雨くんに再度圧をかけられた背中を手を振りながら見送った。
……でも正直、総長さんである氷雨くんや湊くんが宿題をやれと言うのはちょっと意外。
まぁ、総長さんでもい中学生にはかわりないもんね。
「花耶、味見」
「するする!」
散らばったコップを集め、私はキッチンに走った。



