「お前……いつも思うけど、ほんとうまそうに食うよな」
「ん?それは氷雨くんの料理がどれも美味しいからだよ。このジェラートも……毎日美味しいご飯もありがとう」
普段も何気なく感謝は伝えてるけど、ちゃんと改めて言うのも大事だよね。
って思って伝えたんだけど、なぜだろう。また頭をつかまれてしまった……。
すると、向かい側のドアがあき湊くんが顔を出す。
「……はーん?」
「あ?」
私たちを見るなり湊くんがふくみのある笑みを浮かべると、私の頭をつかんだまま氷雨くんは怖い顔つきに……。
「何が言いてーんだ」
「いや、お前でもそいつを特別扱い的なことすんだなぁと思っただけ」
と、私の手元にあるアイスを見て湊くんは部屋から出てきた。
「残り物の整理だ」
「整理、ね……うまく言いやがって。ま、そういうことにしといてやるよ。それと花耶、マジでそれ食わねぇとあいつら帰ってくんぞ」



