けどお父さんは真面目な性格だから不良の世界とは無縁だと思うのだけど……だとしたら知り合いの人がなにかしらつながってるってこと……になるよね?
「ま……私がひとり考えても仕方ない。宿題しよ」
うるせー、と氷雨くんにさわいでいたところを注意され強制外出をさせられた美嵐くんと壱心くん。それととばっちりの一颯くん。
氷雨くんと湊くんはひとり時間満喫中だから、今は家の中は異様な静けさ。
だから、遊ぼうと帰ってきた三人に言われる前に宿題をある程度進めておこうかな。
おとなしくノートを広げると、一度だけドアがノックされた。
一度のノックに無言。……ということは氷雨くんだ。あまり部屋には来ないけど特徴があるから分かりやすい。
「はーい」
「食え」
「え?」
出た途端に差し出されたのは、可愛いお皿にのった丸いアイス。



