ガラスに張り付いて見守っていると、ごろんと二つのうさぎさんが落ちた。
よ、良かった!
「……っと、はいどうぞ」
「僕に?」
私は取れた紫とピンクのうさぎさんを差し出した。
「自分でとったり買ったりするより、もらいものなら少しは気兼ねなくつけたり出来るかなぁって。今日のお礼もかねて。……もらってくれる?」
「そんなの……もちろん喜んで!」
──無事うさぎさんもゲットした後、軽く散歩をしながらの帰り道。
美嵐くんは公園のお手洗いへ行き、私はベンチに座り待っていた。
夕方になってスマホで時間を確認していると、後ろから肩をたたかれ、立ち上がる。
「美ら……」
美嵐くんかと思ったのに、違った。
いたのは男の子が二人。中学……いや高校生、かな?少し、ガラの悪そうな感じ。



