「僕ね、小さい頃からずっと可愛い物の方が好きでさ……」
恐竜のぬいぐるみよりうさぎ、戦いごっこよりおままごと……他の男の子とは全く好みが違ったと美嵐くんは困ったように話す。
だから小さい頃は周りとあまりなじめなかった、とも。
「やっぱ、変だよね。変って言われた事あるし。喧嘩以外に男の子らしいとこ……ないもん、僕」
でもその喧嘩の実力がぬきんでてるわけだよね。
総長さんなんだから。
それだけで男の子らしさ、あると思う。
「……いいんじゃないかな」
「え?」
「好みはそれぞれでしょ?むしろ……喧嘩強くて可愛い物好きっていうギャップがあっていいと思う!ついでに言うと、一緒におままごとしたかったなぁ、なんて思っちゃったくらい」
エプロンつけたりして、楽しそうな風景しか浮かばないもんね。



