私より何倍も美容に気を使っていて、もっとちゃんとしようという決意が生まれた。
「うわぁ!これ可愛い!見てっ先輩」
美嵐くんが小走りに向かったのはお店の外にある小さなクレーンゲームだった。
中には山盛りにつまれたうさぎのキーホルダーが。パステルカラーでおまけにふわふわしてて、確かに可愛い。
「そうだね。取れたらラッキー、かも……?」
中をのぞき、美嵐くんへと視線を向けるとなぜか気まずそうな表情をしていて……どうしたんだろ。
「美嵐くん?」
とん、と肩に触れると苦笑いが返ってきた。
「……変だーって思わない?男の子がこんな可愛いものに目がいくの」
変?そうかな?
「私は違和感なかったけど。ほら、美嵐くん可愛いし!そのうさぎさん似合うよ」
私がつけるより美嵐くんの方が映える、ってつけ足すと美嵐くんは目を丸くして私を見てから、すぐにクレーンゲームの中へと視線は戻した。



