だめー!と壱心くんは手でばってんを作り、その横で湊くんは苦笑いを浮かべていた。
「ああ、俺的にはほめ言葉だ。ありがたく思え」
うっすらと笑い、氷雨くんは手を離すと一足先リビングをあとにした。
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『おれも連れてって……』
休日に美嵐くんとの約束通り、出かけようとしたところ……玄関で子犬のような目をした壱心くんにお願いされるも、美嵐くんは『ばいばーい!』とおめかしばっちりな姿で私の手を引いて家を出た。
ちょっと可愛そうな気もして、美嵐くんに言ったけど……デートは二人はするの!とのことで。
それからいくつかお店をまわって、スキンケアコーナーとコスメコーナーをまわって、美嵐くんのアドバイスを聞きながらおこづかいにも優しいものを無事に買えた。
肌にいい成分とか……私の知らない単語がたくさん出てきたり。



