安心して拾い、顔を上げた時どういう状況かさっぱり分からなかった。
夢中で追いかけすぎたのか、いつの間にか私は高架下の駐車場まで来ていたみたいで。
でも、問題はそこではないの。
私がど真ん中に来てしまったのかもしれないけど、黒いパーカーのフードをかぶったは人たちが私を見下ろす形でいて……一瞬で血の気が引いていくのが感じた。
こわばった手の中で、プリントがぐしゃっと音を立てる。
「……あ?だれだ?総長同士の間に入るとはいい度胸──」
「ご、ごめんなさい!!」
砂利の上を歩いて来る男の子に私史上最速で逃げるように走った──
またも夢中で走って角を曲がった矢先、誰かにぶつかりそうになり、ギリギリでたえれば、しゃがみ込んでいたのはまたも黒いパーカー姿の子。



