適度な距離感が一番大事だと思うしね。
「ねぇ花耶、そのうち五人の中で花耶のことを好きって言うイケメンが出てきたりして。もしくは花耶が誰かを好きになるとか」
「っ!?は、はい!?」
葵の思わぬ発言におかずを喉につまらせそうになった。
だけどそんなことをよそに私の顔をのぞき込む葵は眉を動かしニヤニヤとどこか楽しそう。
「そんなことあるわけないでしょ?」
だって、みんな総長さんだよ?
本来、常に不良だらけの環境に身を置いてるような五人だもの。
私のおもりで来たんだ、って言われたし?
それに平凡な女子に興味は示さないはず。
……監視はされても。
「いいな、とか思う子いない?ほれほれ言ってみなさいな」
「だからーそんなんじゃないの」
五人は用心棒で、総長で……同居人。
それと……私は知ったヒミツを言わない約束を守り、監視される。そんな関係なんだから。



