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「──とまぁ、色々して過ごしてます」
「ケーキ食べ合うとか最高か。現実で起こってるその瞬間の現場に行きたいわ」
昼休みにまたも屋上には私たちしかいない。
だから五人との生活について葵に話せるというわけだ。
葵はお弁当を毎日のようにのぞき込むようになり、おかずを一つ交換するのが日課となっていた。
「見てよお米が輝いて見える。……イケメンの手作り弁当、今日も美味しいなぁ」
「ほんと、美味しいよね」
「うん。この美味しさを朝昼晩たんのうできるとかすごすぎ。料理できてイケメンなら彼氏に欲しいな……」
彼氏、ね。
そう言えば五人には好きな人とかいるのかな。
みんな美形だからいても不思議じゃないし……。
と、考えてみたところで聞いたりは出来ない。生活に慣れてきたとはいえ、あまり個人的な話はしないから。



