でも……食事中やリビング、私が誰かと居る時の視線が気になってしょうがない。
詳しいことを聞きたくてお父さんに五人のことをたずねても、
【信用できる人に紹介されたから大丈夫だよ】
ってどこかにごされてる感じ。
だから結局、私が知るのはみんなが干支の総長さんだということくらい。
視線は気になっても、会話はそれなりに出来てるから苦ではないのだけどね。
──夜ご飯を食べ終えて、ソファで何をしようかと考えていたら壱心くんが、テーブルに白い箱と小さな紙袋を置いた。
「……壱心くん、これは?」
「お礼だよ。君に喜んでもらえる物を考えてたら悩んじゃって……おそくなってごめん。開けてみてほしいな」
紙袋を開けて開けて、と私の膝に乗せてくるものだから中の物を取り出すと箱にレースがついたハンカチが入っていた。



